高齢化が急速に進む日本では、高齢者の独居あるいは配偶者との2人暮らしが急増し、人口減少と相まって介護が切実な問題となっています。人材不足を補うためには、急速に発展しつつあるテクノロジーを利用した介護ロボットが有力な解決策です。ただし、介護ロボットは、必ずしも医療知識が十分ではないユーザーやその同居者が操作することが多く、安全性の担保は決して容易ではありません。また、その使い勝手は実際の現場で試してみないとわからないことも多いです。そのため、国立長寿医療研究センターのリビングラボにおいて工学、医学、介護の専門家が集結することで真に実用的な介護ロボットの開発、実証、普及を目指します。克服すべき技術的な課題も多いですが、コロナ下で急速にウェブ会議が広まったように、必要性が高いものは必ず普及します。介護ロボットと共存する未来の暮らしを期待しています。