2025年には国民の4人に1人が後期高齢者(75歳以上)という超高齢社会が到来する日本。高齢者の自立支援および質の高い介護の実現は、深刻化する介護人材の不足も相まって、喫緊の課題となっています。こうしたなかで厚生労働省は、介護ロボットの開発から普及までの流れを加速化しようと、実証フィールドの整備などを行う「介護ロボットの開発·実証·普及のプラットフォーム構築事業」を2020年にスタートさせました。本事業に参画する「リビングラボ」は、介護現場のニーズに即した介護関連テクノロジーの開発および汎用化のプロセスを支援する拠点です。
国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンターは、全国に展開するリビングラボ6施設のなかの1つとして、真に介護現場に求められるテクノロジーの実用化を目指し、協力施設ならびに開発企業の皆様を支援しています。